先日前職の会社の後輩から転職に関して相談されました。私が直近で転職し、成功?したことで興味があったようです。というより以前から細々と転職に関する情報収集をしていましたが、身近な人に相談できるということで色々聞かれました。
私自身も初めての転職だったため、気持ちは分かります。孤独との闘いには限界がありますので、みなさんも誰か相談できる人がいるといいですね。
転職を考えているけど、不安
転職を経験した人が初めて転職する人にどうアドバイスしたのか
エージェントでもない人のアドバイスが役に立つのか
一般的な転職のきっかけを知りたい

転職は非常に大きな一歩で、かなり勇気がいりますよね
転職のきっかけ
コロナ禍以後転職活動の市場はかなり盛んです。また、終身雇用の考え方など依然としてそういった企業は多い中近年では日立を始め大手事業会社はジョブ型雇用にシフトしていることから徐々に終身雇用の企業は衰退していくと思います(大手に限っていえば)
そんな中で転職する理由を現在下の表のようになっております(Doda情報)


これらは35個ある理由から複数回答で得られたデータです。昔は給料のために転職してはいけないなどと言われていますが、給料が安い中で働いて、精神的につらくなったり、職場の環境が悪いのであれば転職するべきです。
私の後輩は以下の4つの理由で転職を考えていたようでした。
- 給与が低い、昇給が見込めない
- キャリアアップが望めない
- 会社の評価方法に不満
- スキルアップしたい



ちなみに私も全く同じ理由でした。部署異動がほとんどないため、新製品のラインを立ち上げても結局同じスキルの使いまわしのため、スキルアップがだんだんと出来なくなってくるんですよね…
私の後輩は以下のようなスキルを持っております。
- 製造業の生産技術職として9年間勤務
- 生産ラインの設計から量産立ち合いまで一貫してプロジェクトを全う
- プロジェクトマネージャーの経験(数回程度)
- CAD、3DCADの経験(社内では珍しい)
- 機械設計、製図スキル
- バリデーションスキル
さーどういったステップを踏んだのでしょうか。
転職活動の心得① キャリアの棚卸をせよ
私の後輩(以後Sとします)は過去に転職活動をしていたようですが、あまりうまくいかなかったようです。私個人としてもSと仕事をしたこともありますし、キャラクターを知っているので何でうまくいかなかったのか不思議でした。市場価値として平均以上の実力はあったと思います。(英語は苦手のようでしたが)
私はまず最初の関門の書類選考、職務経歴書をみせてもらうことにしました。
。。。なるほど、これは改善の余地がありそうでした。というわけで過去に私が紹介した記事の職務経歴書の書き方に記載したことと全く同じことを言いました。
記載内容がリピートになるため、気になる人は過去記事を参照ください。
転職活動の第一歩としてはまず職務経歴書を書くことです。いきなり100点の職務経歴書なんていりません。転職活動はノーリスクですので、職務経歴書を書いて自分自身の仕事の棚卸をすることで現職で何を得たのか再確認するいい機会となります。50点でもいいのです。転職活動は本格的にスタートしたときに最初の準備段階で下地を作っていたかどうかで転職活動期間が決まると言っても過言ではありません。職務経歴書の書き方に困っている人はぜひ下記記事を読んでください。
職務経歴書の書き方 キャリアを正しく棚卸しすることが成功の秘訣
職務経歴書に関してまとめると
- 自身のスキルや知識などのリストを作ろう
- 作成したリストの実体験を書いていこう
- 実体験には工夫した点を盛り込もう
- 深堀をしよう
- 他の項目にも情報を付け足し、他の候補者と差をつけよう
転職活動の心得② 自身の深堀をして、面接を突破せよ
職務経歴書を修正させ、Sは履歴書を選考先に提出しました。
結果は・・・見事書類選考通過でした!個人的にもホッとしていました。次は面接対策です。
面接対策で大事なのは己を知ることと、想定しやすい質問をしっかり回答するところです。まずは自己分析の深堀に関してアドバイスをしました。こちらも過去の記事と重複している内容ですので、詳細を知りたい方は過去記事を参照ください。
「自己分析を制するものは転職を制する」私のブログのキャッチコピーですが、事実これにつきると思います。職務経歴書も自己分析をしっかりしないと書けませんし、面接対策も職務経歴書に記載した自分自身をいかにロジカルに簡潔に企業の面接官に説明できるかで合否が変わります。以下の記事では私が実際に面接対策として取り入れた手法と面接官としての視点両方を取り入れたことを記載していますので、まだ読んでいない方は見て行ってください。
意外といつから働けるの?とかも定番の質問のようであらかじめ答えを用意しておく必要がありそうですね。



いつから働けるかの回答も論理的な回答が求められます。単純に1か月後と答えるのではなく、どういった理由で1か月後から働けるのかが重要です。
転職結果のご報告
実際にアドバイスしたのは先の2点が主でした。
選考プロセスでSPIがあったようですが、何とか最終面接まで進み、、、
無事内定を頂いたようです!



教えた身でもあるので、少し責任を感じていましたが、無事新規の職場に進めることができて本当によかったです。


気になるオファー額は。。。
項目 | 転職前(事業会社) | 転職後(事業会社) |
---|---|---|
月収 | 30万円 | 40万円 |
住宅補助 | 8万円 | 6万円 |
合計 | 38万円 | 46万年 |
約100万円の年収UPとなりました!今回は事業会社から事業会社への転職ですが、事業会社からコンサル会社に転職した場合のご参考年収は以下の記事に記載しているため、よかったらそちらも参照ください。
内定ももらえたのもオファー年収も大きかったのもきちんと自己分析をし、面接に望んだからだと思います。
これから転職を考えている人の参考、後押しになれば幸いです!
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